芳賀沼では、床材や家具などに塗るワックスは化学塗料ではなく自然塗料を使用しています。
右はじの未晒し蜜ロウワックスは、
一番絞りエゴマ油 と紀州熊野を中心に採られた国産の蜜ロウが原料で、
木材の防水、防汚、保護などの効果があるそうです。
私も床板をワックス掛けした経験があるのですが、
床板面で、液状のワックスがすらりと伸びてとても塗りやすかった覚えがあります。
そして、今回は先日届いたマルタショップの匠の艶出しというワックスを会社のテーブルに塗ることにしました。
▼「えごま油と米ぬかロウ、レモンオイルからつくられた天然ワックス
石油系溶剤・化学物質は一切使用していない」と表示があります。
(容器に入ったワックスにおいを嗅いでみると、えごま油のにおいが思ったより強い。)
このケヤキのテーブルには4か月前に、くるみ油を塗りました。
ムラなく塗るには、タオルにちょっとだけ油を付けて、これでもかと思うほど伸ばし~伸ばし~塗ります。(付けすぎると、ベタつきます。)
テーブルに近づいて光の照かり加減を見る。ムラがあるところは、ムラがないところより白っぽくみえるんですよ。
何回か同じ個所をタオルでこすると、いい感じにワックスが木目になじみます。
この経験があったので、このワックスを塗るときも、少々だけタオルにとり塗ってみました。
固形状なのですが、ワックスが伸びやすく使いやすい。木肌に艶が出ました。
(塗ったあとは乾拭きをし、30分もすると表面が乾いてきた。)
さらーと触り心地がいいです。えごま油の香りは弱く、わたしは気にならなかったです。
さすがにタオルをつかんだ手は、えごま油のにおいたっぷり。石鹸で洗ったら、においはすぐにとれました。
(仕上がったケヤキのテーブル)
ナチュラルな色合いはそのまま、かわりに木目がはっきりしました。
「使い終わったタオルは、自然発火のおそれがあるので、水に浸してから処分してください。」
と書いてあったので、私はストーブの発火材にしましたが、後片付けも注意が必要だなと思いました。
自然塗料は化学塗料と比べて、メンテナンスが必要となるそうですが、
ワックスがけを家族みんなで行えば、住まいにも愛着がつくのでは?と思いました。
楽しくワックスがけができた私の感想でした(^^)
文責 佐々木かおり