木とともに、つむぐ暮らし
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「錦秋の候」-紅葉が錦(にしき)のように色鮮やかな秋の時候。
10月中旬から11月上旬の頃に用いる、時候のあいさつです。
先週頃から、南会津もぐっと気温の下がる日が増えてきて、
山の緑も、黄に橙に紅に、「錦」の模様を織りなすようです。
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月や花や木々の葉の彩りを愛でる、季節のうつろぎに寄り添う暮らしは、
とてもおだやかで、美しいと感じます。
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四季のある日本に生まれ、深い森の木々に囲まれ、
そこから住まいや暮らしに必要なものを分けていただきながら、
人々は暮らしをつむいできました。
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木は、その調湿作用はじめ日本の気候に合うことから、
家屋はもちろん、
その加工の易さから、家具や器などにも、
また、燃して燃料として使われるなど、
さまざまな道具・形に姿を変え、暮らしとともにありました。
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現在、代替資源の多くあふれる時代に、
いま、少しずつ「木」への新たな回帰が始まりつつあるように感じます。
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木の持つ、やわらかさ、香り、調湿作用、丈夫な構造など、
さまざまな効果性能を生かそうとする取組が各地で見受けられます。
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弊社では、山の資源である木を最大限に活かしたいと、
「木の家」づくりを手掛けてきました。
木に囲まれて暮らすことの心地よさを、
ひとりでも多くの方に伝えたい、と願う心根です。
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木のある暮らしの中で、自然に耳を心を傾け、
健やかにおだやかに暮らしをつむぐこと。
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永く住まう家は、そうした暮らしを守る箱であり、
木の家だからこそ、それをかなえることができると、考えます。
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暮らし方にあった家を、一緒に考えてみませんか。
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だんだんに、南会津は雪も降り始めることでしょう。
寒さの中に、木のやわらかな温かさを感じる、
冬の季節がじき、訪れようとしています。
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株式会社 芳賀沼製作
大竹
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