大震災後の改修工事 ログハウスの曳家工事3
今回、東日本大震災で被害を受けた、栃木県那須町にお住まいのI様の改修工事の様子をホームページに掲載する許可を戴きましたので数回に分け報告レポートをしたいと思います。
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―ログハウスの曳家工事3 「家のジャッキアップとレールの渡し木設置」―
新設基礎ができましたので、既存建物を新設基礎に移す工事に入りました。
既存基礎から建物を引き離す際、150~200mmのジャッキアップが必要となりまして、
特に浴室側の基礎周辺が下がっているので注意が必要でした。
まず、基礎と土台と丸太をつないでいたアンカーボルトの切断です。
すべての箇所のアンカーボルトを切断後、建物4面のうち1面ずつ45mmのジャッキアップをしていきました。
(一部、新しい土台を補強)
ジャッキアップの全体状況。
ジャッキアップが完了し、既存部から新設への曳家渡し木の設置に入りました。
この渡し木が建物を移動させるためのレールの役割となります。
次回、いよいよ曳家に写ります。
(ログハウスの曳家工事4へつづく‥)