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木とともに、つむぐ暮らし

2020年10月23日 11:38 AM カテゴリ: ・コラム 「芳賀沼製作 社員日誌」

「錦秋の候」-紅葉が錦(にしき)のように色鮮やかな秋の時候。

10月中旬から11月上旬の頃に用いる、時候のあいさつです。

先週頃から、南会津もぐっと気温の下がる日が増えてきて、

山の緑も、黄に橙に紅に、「錦」の模様を織りなすようです。

月や花や木々の葉の彩りを愛でる、季節のうつろぎに寄り添う暮らしは、

とてもおだやかで、美しいと感じます。

四季のある日本に生まれ、深い森の木々に囲まれ、

そこから住まいや暮らしに必要なものを分けていただきながら、

人々は暮らしをつむいできました。

木は、その調湿作用はじめ日本の気候に合うことから、

家屋はもちろん、

その加工の易さから、家具や器などにも、

また、燃して燃料として使われるなど、

さまざまな道具・形に姿を変え、暮らしとともにありました。

現在、代替資源の多くあふれる時代に、

いま、少しずつ「木」への新たな回帰が始まりつつあるように感じます。

木の持つ、やわらかさ、香り、調湿作用、丈夫な構造など、

さまざまな効果性能を生かそうとする取組が各地で見受けられます。

弊社では、山の資源である木を最大限に活かしたいと、

「木の家」づくりを手掛けてきました。

木に囲まれて暮らすことの心地よさを、

ひとりでも多くの方に伝えたい、と願う心根です。

木のある暮らしの中で、自然に耳を心を傾け、

健やかにおだやかに暮らしをつむぐこと。

永く住まう家は、そうした暮らしを守る箱であり、

木の家だからこそ、それをかなえることができると、考えます。

暮らし方にあった家を、一緒に考えてみませんか。

だんだんに、南会津は雪も降り始めることでしょう。

寒さの中に、木のやわらかな温かさを感じる、

冬の季節がじき、訪れようとしています。

株式会社 芳賀沼製作

大竹

木とともに、住まうカタチのいろいろ

2020年9月17日 5:22 PM カテゴリ: ・コラム 「芳賀沼製作 社員日誌」

木のある暮らしを希求するとき

わたしたちは、そこにおだやかな呼吸を覚えます。

自然の香りとそよぐ風。

日々の暮らしがおだやかであることが健やかな暮らしをつむぐと考えます。

誰も予期しえなかったコロナ禍は、

わたしたちに、これまでと違った「日常」をもたらしました。

社会的距離(Social Distance)を保ち、

これまで以上に、衛生に留意し予防に努める日常。

#withcorona

#aftercorona

#newnormal

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)予防の日々は、

『新しい生活様式』を取り入れ、衛生・予防に努めつつ、

新しい価値観を共有していく世界へとシフトチェンジしていくようです。

新しい価値観のひとつとして、

在宅勤務やテレワークは必要枠の選択肢のひとつとなり、

自宅で過ごす時間が増えたことで、

「住まい」について考える機会が増えていると耳にします。

暮らしながら働くカタチを模索するとき、

ワークスペースを確保することはもちろん、

on/off問わず、心地よく住まうことのできる家づくりについて考えたり、

これまでよりずっと、

住まう家や家族との過ごし方、空間づくりなどに

思考をめぐらす機会が増えてきているのではないでしょうか。

住まいごと場所を変えて仕事をする、

「WORK × VACATION」にちなんだ、ワーケーションも、

選択肢のひとつとして挙げられます。

旅先で仕事をする、on/offともに心地よい暮らし方の選択。

どこに住まうか、どう住まうか。

「今住む自宅にワークスペースを新たに持ちたい」

「勤め先でも自宅でもないどこかにワークスペースを持ちたい」

「住まいごと、どこか新たな地に構えることを検討したい」

人生の多くの時間を費やす仕事の場が住まいに直結するとき、

そして、おだやかに健やかに住まう暮らしを模索するとき、

わたしたちは、自然素材の木の家を、

さまざまなカタチで提案していきたいと考えます。

株式会社 芳賀沼製作

大竹

キューブ型パネル住宅、竣工いたしました

梅雨明けから一転、酷暑の続く日々ですが、

ここ針生でも、暑さとスコールのような夕立の繰り返す日々が過ぎていきます。

暑さと梅雨空の日々を経て、

弊社のキューブ型パネル住宅…無事に竣工いたしました。

東から広く採光を得る、

そして、家の中のどこにいてもここに住まう家族が同じ景色を捉えることのできる、

外観にアクセントを醸す、縦に伸びた窓が印象的な住宅です。

1階には、西側の土間の玄関から

東側にリビングダイニングと、北側にキッチンを配置。

その西側に、バス・トイレ・洗面スペースを設けています。

玄関を入って右手の階段を上がると、2階はフリースペースに。

壁も床も天井も、パネルログ(*)の表しで、木の心地豊かな空間となっています。

木地の表しの設えにより、

家族の暮らしの変化に合わせて、お部屋のレイアウトを変更したいとき、

棚や、ちょっとしたスペースが必要になったとき、

間仕切りや造作など、自在に行っていただけます。

永く継ぎ暮らす空間は、健やかに、穏やかに、心地よく。

そして、シンプルに、家族の暮らしに合わせて可変性を持つ住まいであること。

木のつなぐ家づくり。

住まう人の、健やかに暮らす、心に寄り添う家づくりを、

「対話」を通じて、カタチにしていけたらと願います。

弊社では、こちらのキューブ型パネル住宅を見学希望をされます皆さまに、

直に、ご覧いただけたらと考えております。

新型コロナウィルス感染症対策を万全に期して、皆さまのご来場をお待ちしております。

どうぞ、弊社あて、お気軽にお問い合わせいただけたらと存じます。

¨ Price List ¨

― キューブ型パネル住宅(18坪) 900万円~

『パネルログ(*)』とは…

- 無垢材のログ(角材)を並べて専用ビスで緊結したもの。

内壁や外壁、天井や床を兼ねるパネル型の建材で、在来軸組構法により建築。

地域の木材をふんだんに使った、省コストの家づくりを実現します。

― 詳しくは、弊社HP<パネルログ>のページをご覧ください。

https://panel-log.com/

株式会社 芳賀沼製作

大竹

C.W.ニコル氏と、繋いでいくものと…

2020年5月21日 8:56 AM カテゴリ: ・コラム 「芳賀沼製作 社員日誌」

令和2年4月3日

作家であり、環境保護活動家であり、探検家である、C.W.ニコル氏が他界されました

ここに深く哀悼の意を表します

弊社においても、かねてより親交のあったニコル氏の訃報に深く心をいためております。

森とともに生きてきた彼の姿に、

多くの人々が自然と向き合うことに心を傾けることを知らされ、

愛をもって、強い心もちを持って暮らすことを知らされたことでしょう…

彼は、「無知がいちばんの罪である」ことを、教えてくれました。

そして、人も動物も植物も木々も、すべて「自然」であり、

人は「知ること」で、「自然」と共に暮らしていくことができることを、教えてくれました。

森を歩き、木々の声を聴く。

木を抱きしめ、木のぬくもりを肌で感じ、流れるいのちの音を聴く。

これほど木を愛し、自然を愛し、そして人を愛した人は、他にどれだけいるでしょうか…

彼はいま、きっと、山々を大地を闊歩していることでしょう。

好きなときに好きなだけ、

木々を抱きしめ、馬に乗り、火をおこし、澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込んで、

美しい自然の中を、その歩みを踏みしめていることでしょう。

日本の自然の豊かさに心打たれ、

故郷ウェールズから遠く離れた日本の国籍を取得し、

日本各地で、日本の自然の豊かさと、それを大切に共に生きていくことの大切さを伝え歩いた、

C.W.ニコル氏。

ここに、ニコル氏の著書『FOREST』から、

彼の言葉を、引用させていただきます。

― やらなくてはならないことがたくさんある。

学ばなければならないこともたくさんある。

― 若いみんなと一緒に木を育てたいのだ。

やれることはやらなくては、ね?

― 森が自分の一部だということ、

いつだってそうだったということ、

そして、この私もまた森の一部だということ。

― 日本じゅうを流れる清らかな河川、

そのすべてのおおもとこそそうした天然の森であり、

山なのですから。

― 確かに、わたしは日本人ではございません。

しかしながら、この国の自然と文化を、

深く愛するものとして、

それが失われるのを見ることは、

実に耐えがたい悲しみなのです。

― この森を育てることは、

私にとって大きな喜びだ。

しじゅう何かしら学ぶべきことが、新しいことが、

目の前に現れてくるのだから。

― 日本の自然の多様さ、美しさ、

力強さはたいしたものだ。

しかもその自然は、

私たちの側の愛情と心遣いにたっぷりと応えてくれる。

― 森の木たちにむかって、

私がかれらをどんなに大事に思っているか知らせてやりたくてならないのである。

― まず勉強し、理解するということ、

そしてその理解こそが行動の第1歩となるのだということ。

― 家から外に出て、自然を眺めたまえ。

そして自分たちが住んでいるこの日本が、

どんなに美しい国であるか、

しっかりと理解してほしいと思う。

山を流れる川の水は、海へとそそぎ、

海の水はやがて雲となり、大地に雨を降らします。

その雨の恵みを山の木々は体いっぱいに受け止め、

大地に根を張り、たくさんの水を貯えます。

山を流れる川は穏やかに澄み、そこに魚たちが泳ぎ、

木々の茂る森には、たくさんの動物や植物たちが住み育ちます。

木々の葉は、大気中の二酸化炭素を吸収し酸素を大気に放ち、

その酸素を吸って、動物たち、わたしたち人間は生きています。

『母なる海』、そして、それを育む『母なる森の木々』。

わたしたちは、自然のもとに生きていることを忘れてはいけません。

そして自然も、わたしたちのもとに生きてきたとも言えます。

わたしたち人間の経済活動により、地球全体のバランスが変化し、

そして今、かつてないコロナ禍により、これまでの価値観が大きく変わりつつあります。

わたしたちが、何をPick upし何をChoiceしていくかのひとつひとつが、

これから先のわたしたちの暮らしに繋がっています。

『stay home』

『state a casa』

わたしたちは、『家』に守られ暮らしています。

その家を日本の木で構えることは、多くの命を繋ぐことにつながることを

わたしたちは今一度、考えるときにあるように思います。

窓の向こうで、新緑の木々が風に葉を枝を揺らしています。

「山をごらんなさい」

ニコル氏の、強くやさしく、あたたかい声が、聞こえてくるようです。

木のある暮らしを提案していくことが、

ニコル氏への敬愛のしるしであり、

わたしたちの信念です。

株式会社 芳賀沼製作

大竹

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)と、日々の暮らしと…

2020年4月24日 9:23 AM カテゴリ: ・コラム 「芳賀沼製作 社員日誌」

2020.4.22(水)

1月30日に、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の流行をめぐる

「国際的な公衆衛生上の緊急事態宣言」を発令した、世界保健機関(WHO)は、

『COVID-19は、今後長期にわたり地球上から消えることはない』との見通しを示しました。

【AFP-時事】

国外において、246万人が感染し、17万人が命を落としています。

日本においても、岩手県を除く46都道府県において感染が発生し、

福島県においては65人の感染者が確認されたところです。(4月23日現在)

コロナに感染された皆さま、またそのご家族の皆さまへ、お見舞い申し上げますとともに、

コロナにより、その尊い命を失われた方々のご冥福を、心からお祈りいたします。

そして、医療従事者の皆さまの水際における昼夜を問わない医療対応と、

感染拡大を防止するために尽力いただいている皆さまの活動に、深く感謝申し上げます。

弊社におきましても、コロナ感染予防のため、

スタッフの手洗いや咳エチケットの励行等をはじめとする『自粛』に、日々努めております。

このコロナ禍において、各地各所で『自粛』が為される中、

「健康とは」

「人の免疫とは」

「安全な暮らしとは」

「心身ともに健やかに過ごすということとは」

…いかなるものか。

そうしたことに、思いを巡らさせられます。

弊社はこれまで、日本の木を用いた家づくりに取り組んでまいりました。

木の香りのする家に暮らすことの心地よさは、言わずとも知れたもので、

日本の木を家屋に用いることは、

その調湿作用をはじめ、その土地土地の資源を活かすといった視点においても

先人たちの知恵と工夫の賜物であったと言えます。

家は、そこに住まう人の暮らしを守り、健康を守り…安全な暮らしを提供するものです。

「緊急事態宣言」が発令され、休業要請や勤務調整等がされる今。

不要不急の外出を自粛し、

学校は休校となり、

在宅勤務としてのテレワークが広まりつつある今。

今まさに、家は「shelter(シェルター)」と言えるでしょう。

COVID-19がもたらす閉塞感に、

心地よく暮らすことが困難に感じざるを得ない毎日ですが、

ストレスフリーに過ごすこと、

免疫力を高めることが、とても大切な時です。

近年の研究において、木の家に暮らすことが

ストレスを低減し、免疫力を高めることが、レポートされています。

木に囲まれた日々の暮らしの中で、

人の、心身ともに健やかに過ごすことが、データとして認められています。

木の家に住まうことが、

コロナに負けない身体づくりに貢献するとしたら…

わたしたちは、これまで続けてきた木の家づくりに、これからも真摯に取り組みたい、

木の家を、多くの皆さまに届けていきたいと、願います。

「コロナ鬱」「コロナストレス」

こうしたマイナスの言葉を耳にし、俯きそうになるかもしれません。

けれど、今。

桜の花のつぼみが膨らみ咲き、

木々の新緑が芽吹き美しい緑を輝かせる季節。

そうした自然の変化に気づき、心和ませる、そうした気持ちの余裕を持ちたいと、願います。

これまでにないコロナ禍という世界情勢に、

不安を拭い去ることは困難な日々ではありますが

1日も早いコロナの収束と、

皆さまの心身ともに健やかに過ごされますことを、心よりお祈り申し上げますとともに、

弊社にて貢献できることは何か、改めて考えて参りたい所存です。

株式会社 芳賀沼製作

大竹

春めいてきました

2020年3月3日 2:48 PM カテゴリ: ・コラム 「芳賀沼製作 社員日誌」

皆様こんにちは。

3月になり、だいぶ日も長くなってきて17時を過ぎて春が近づいているなぁと感じます。

南会津の今季の冬は雪が本当に少なく、あまり冬らしさを感じないまま春を迎えようとしています。

現在、南会津本社では通り沿いの看板の塗り直しを行っています!

塗装業者様にキレイ塗りなおしていただいて、4月からの新年度を気持ちよく迎えたいですね。

イノベーションコースト構想 プレゼンの様子 2017年3月

ようやく雪が

2018年12月19日 3:22 PM カテゴリ: ・コラム 「芳賀沼製作 社員日誌」

みなさん、こんにちは。

今年もいよいよ雪がしっかり降り積もる季節になってきました。

本社のある南会津針生地区は昨夜からしっかり雪が降り積もり、一晩で雪が40cmほど積もりました。

ちなみに、〇で囲っているのは、ほしっぱの家です。

本格的に雪との戦いが今年も始まる、と思いましたが昼前からすっきり晴れて雪はだいぶ解けました!

もう少しだけ油断できそうです…

雪が降り気温も低いですが、職人による加工作業は日夜行われています。

本格的に寒くなってきましたので、みなさまも体調管理に気を付けて2018年残り僅かお過ごしください。

おっと、書いてるそばからまた雪が…

※ちなみに、だいくら山スキー場は22日オープン予定だそうです。

N様邸 雑誌取材の様子

N様邸は南アルプスを一望できる傾斜地に建っており、

取材当日とても恵まれた天気の中で撮影することができました。

2Fから見える景色

撮影は玄関からスタートしました。

玄関からつづく廊下

写真ではわかりづらいですが、傾斜になっているんです。

その様子は誌面でも紹介されるかと思いますが。。

N様邸はオーダーキッチンとなっております!

扉の板は一枚板になっているんです!

←見えますでしょうか?

こちらも誌面にて紹介されるかと思いますので、今回はここまで。。

発売日が決まりましたら改めてご紹介いたします。

みなさまお楽しみに。

長野県へ行ってきました

2018年11月15日 4:11 PM カテゴリ: ・コラム 「芳賀沼製作 社員日誌」

約4ヶ月ぶりの更新となります。

今年に入って更新が停滞しており、申し訳ないです。。

***

13、14日と2日間長野県へ行ってきました。

N様邸の雑誌取材に立ち会ってきました。

取材の様子は後日お伝えするとして、、

天気も良く、帰りに八ヶ岳を見ることができました!

小淵沢駅の奥に見える山々が八ヶ岳です。

車の中から。(もちろん助手席です!)

帰り道、徐々に近づいていき、間近に八ヶ岳を見ることができました。

浅間山も見ました~。

行く道帰り道で様々な山を見てきました。紅葉もとても綺麗でした。

南会津と違い、長野方面は杉より松が多いので、葉の色づきがあり、またちがった紅葉(景色)を見ることができました。

風も冷たくて気持ちよかったです。

標高が高いので、空気がとても澄んでいるように感じました。。

帰り道、少しだけ耳が痛かったのは標高の高さのせいだと教えてもらいました。

(ちなみに南会津は標高550Mだそうです。。今回行ったところは標高1000M以上がほとんどでした。)

***

次回は取材の様子をお伝えします!

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