特集・2012年を振り返って 7・8月編
2012年に取り上げた記事・ブログを振り返ってみました。
何件か抜粋してこれからアップします。5・6月編に引き続き7・8月編です。
▼2012年7月11日 記事 『カトリック教会の外装改修工事』
茨城県日立市のカトリック日立教会の改修工事が進んでおります。築50年の鉄筋コンクリートの建物で、東日本大震災による破損も含め(災害復旧)、老朽化により陸屋根からの雨漏れや、外壁の傷みが多くみられることから、屋根と外壁の全面改修工事を行うことになりました。
(改修前・外装の状況)
約50年前の建物ですが、デザインが素晴らしく建築物としての価値も高いことから、なるべく建物の姿を変えず、今後数十年雨漏れで悩まれることなく信徒の方々が集まれるよう、屋根工事には、ガルバリウム鋼板折板屋根のカバー工法を採用しました。
ガルバリウムの折板屋根は耐久性に優れ、且つ軽量なので既存建物の構造への負担を最小限に押さえられます。
先週の本社工場でのキザミ加工の様子です。
母屋に墨付けをする義正大工
そして本日の状況。土台をケミカルアンカーボルトで固定し、母屋の取り付け後、板金のタイトフレーム下地入れを行います。
(土台のアンカーボルト固定状況)
母屋の取り付け状況
▼2012年7月21日 記事 『ウッド村S様お宅訪問、針生に本格的な夏到来』
平成13年に施工しました、はりゅうウッド村S様のご自宅にお邪魔させていただきました。
弊社からのお手紙届けだったはずが、初めてS様にお会いしましたので自己紹介をしてきました。
すると私の出身地にS様のすきなパン屋さんがあるということで話が盛り上がり、しまいにはコーヒーも戴いてしまいました‥。(恐縮です。&ごちそうさまでした!)
「コーヒー入れている間に、2階もみてみますか?」とお声をかけてもらい、2階のベランダから針生の景色を見ることができました。
抜群の緑の景色をみれて感動。やっぱり、この緑の山並みと、近くの川の水が流れる音、小鳥のさえずりを聞くと心が本当に癒されるなと思いました。
白樺の中に佇む木の家S様邸。本社(標高680m)より150mほど標高が高いせいか、家の中はひんやりとした体感温度。
下の写真は、会社の様子。蝉が鳴き始め、南会津町針生にも本格的な夏が到来です。
夏休みも入りまして、本社やエコつくば営業所にも見学にお越しになる方が増えて参りました。
本社工場、エコつくば営業所近辺の建物の見学をしたい方は、
以下の連絡先にお気軽にご連絡ください。お待ちしております。
電話 0241-64-2221
またはe-mail info@haganuma.co.jp
(担当:芳賀沼or佐々木まで)
撮影・文責 佐々木かおり
▼2012年7月25日 記事 『ログの良さ、グッドデザイン賞応募』
2012年度グッドデザイン賞に福島ログハウス共同体で応募しました。
(昨日の設営様子、日本大学の浦部研究室の方にもご協力頂きました。)
上の写真は二次審査のため、幕張メッセにて模型とパネルを設営した際のものです。結果発表は10月頃。
日本でつくるログハウス、木の家の良さが、日本全国だけでなく世界に向けて情報発信できればと思います。
▼2012年8月2日 記事 『本社ログハウスの増改築 完成!』
みなさん、こんにちは。
8月に入ったということで夏真っ盛り。連日暑い日が続いておりますね!
職人さんも熱中症にかからないよう、水分補給するように声をかけておりますが、ブログをお読みのみなさまも十分にお気をつけくださいね。
さて、話は変わりますが本社工場のエントランスルームが完成しました。
本社へ訪れるお客様にも好評で、緑の中にある製材場を眺めることができる憩いの空間となりましたのでご案内したいと思います。
螺旋階段を外しまして、屋根軒先が長いのを利用しまして正面部分をエントランスルームとする増改築をしました。
冬場はマイナス温度になることが多い南会津町針生ですので、製材場で作業する職人さんも寒さを凌ぐ休憩場所となります。
下の写真は、丸太を残したエントランスルーム内部です。
天井部は2階部屋デッキのみ残し、吹抜け空間としました。
ヒバ材で格子を組んだガラス張りの開口は、柔らかな日差しが入りこみます。
外部用の300角タイルはテラコッタ。職人さんの休憩室となるので、土足で入れるよう目地はモルタルで仕上げています。
3か所の片引き戸は、オーダーメイド建具製。山から下りる風が吹き抜けます。
新しくストーブを設置しましたのは、ヨツールのF370。これで冬場の暖房は万全です。
文責 佐々木
▼2012年8月6日 記事 『南相馬市・ログ応急仮設住居にてイベント開催』
昨日、日本ログハウス協会東北支部で建築した南相馬市鹿島区の仮設住居で被災者の方とバーベキューをしてきました。
鹿島区のログハウス仮設住居は第1と第2と分かれていて、それぞれの集会所にてバーベキューを行うということで会場準備も大忙しでしたが、地域の方の協力や天候に恵まれまれたのもあってバーベキューは大成功!180名の来場があり、会場の皆さんと楽しい時間を過ごせました。
集会所をお借りしまして、被災者の方、日本ログハウス協会東北支部、はりゅうウッドスタジオ、大学生と一緒に野菜の準備です。
日本大学工学部・浦部研究室の学生方にも協力をいただきました。
汗だくになりながら肉と焼きそばを焼く姿、会場で一番の大活躍でした。ありがとうございました。
そしてなんと集会所でサプライズ!!歌手の夏川りみさんが登場。
鹿島区の仮設住居に入られている方が、集会所で毎朝、涙そうそうの曲に合わせて太極拳をして健康増進しているということを聞いた夏川さんが、ぜひ南相馬へ見に来たいということで今回の機会になったそうです。
ミニコンサートが開かれまして生歌を聞くことができました。これには、被災者の方もログハウス協会メンバーも感動。涙ぐんでいる方も多かったです。
バーベキュー&コンサート後は、仮設住居のお住まいの方に残っていただき、
ログの仮設住居に住んでみてのアンケート調査、ふくしま復興の家に期待することなどのヒヤリング調査にご協力いただきました。
暑い中ご参加いただきまして、本当にありがとうございました。
▼2012年8月21日 記事 『カトリック日立教会外装改修工事の竣工』
カトリック日立教会の外装改修工事の竣工写真になります。
青空の下、まっ白の教会がとても映えております。
(改修工事前、記事はこちら⇒『カトリック教会の外装改修工事』)
屋根折半材の取り付け工事完了状況
なおカトリック日立教会様よりお知らせです。
教会で結婚式を挙げたい方いらっしゃいましたら、こちらまでお問い合わせください。
住所 茨城県日立市神峰町2丁目10−6
☎ 0294-21-0927
▼2012年8月31日 記事 『会津若松市より、いわき市へログ移築』
今週より、福島県会津若松市の松長団地にあります応急仮設住宅の移転工事が始まっております。移転先はいわき市鹿島町下矢田地区です。
屋根材・外壁材の解体後はいわき市に運搬され、既存ログ仮設のとおり、そのまま移築します。
応急仮設住宅建設当初より、ログ材を再利用することを前提に建てておりましたので、断熱材・構造材・内装材なども丁寧に外しまして、用途に応じて2次部材として転用する計画で進んでいます。
会津若松市に建てた仮設住宅は、緊急時に設置される住宅で2、3年後には解体するということが前提で建てられたもので基礎部は簡易的な木杭でしたが、今回の移設先のいわき市では、長期的に住めるよう基礎部はベタ基礎となります。来週より基礎工事が行われ、現地で組み立てる作業に入ります。
尚、一級建築事務所はりゅうウッドスタジオさんのホームページ
http://www.haryu.jp/ にて詳しくレポートされております。ぜひご覧下さい。