芳賀沼製作研修日誌 「フローリング材加工」
昨日の工場は、午後からフローリング材の加工が行われていました。
これがフローリング材を加工する機械です。
今回は元板85×20×3000(mm)を床フローリング材に仕上げます。
ここからまず板を流し込みます。
すると機械中央部へ板が自動的に押し流されて
フローリングの合わせ側面になる重要ポイントのメス、オスを加工します。
オスは出っ張り、メスは引っ込んでいるところを呼ぶそうです。
そのまま、板は機械後方部へ流れます。
下の写真は出来上がったフローリング材の様子です。
オスメスをはめ込むとこんな感じになるんですね(^^)
工程を全部みていたにも関わらず、
「あれ?20mmから15mmっていつの間に厚さがかわったのだろう?」
と見逃してしまった私は、工場長に聞いてみました。
するとこの機械には、刃が6箇所あるそうで、
①材木のムラ取り加工
②メス部分の加工
③オス部分の加工
④材木のムラ取り加工
⑤床材の表面仕上げ加工
⑥床材の裏面仕上げ加工
をするため、それぞれの刃があるそうです。
それぞれ刃の位置はこちら↓(機械真横から写真が撮れなかったのでわかりづらいかもしれませんが‥)
「最後に仕上げ加工の刃があったのか」と、私が見逃していた刃が床板の厚みの決め手だったのですね。
ちなみに今回の床板は75mm巾ですが、会社の機械は120mmまで巾を調整して加工できるそうです。
材料も選べて大きさも変更可能だと、豊富な床板が加工できるって素敵。
ん~なるほど!と感心した私でした。
文責 佐々木かおり
コメントは受け付けていません。