若手社員日誌 「那珂市K様邸新築工事、施主様が本社にいらっしゃいました」
本日、南会津の本社へ工場のキザミ加工見学、内装の造作等で詳細図面の打ち合わせで茨城県那珂市のK様ご夫婦がいらっしゃいました。
(K様ご夫婦と専務、3本の大曲がり木を使います)
ちょうど工場では、K様邸の曲がり木のキザミ加工が棟梁の阿久津さんによって行われていたので、K様ご夫婦で御ご覧になられました。
(右の4本は6寸角のヒノキ材。玄関ホールの柱として使います。)
(図面をみながら、キザミ加工の様子をご覧になられています。)
私も曲がり木のキザミ前に行う墨付けは、初めてみました。
このようにピンとした糸が曲がり木の両端に引っ張られて張られています。
この糸を微調整しながら、どのように梁上部に墨を付けるかの位置を定めています。
この位置づけもかなりポイントになるらしく、曲がりの具合や、梁を組んだときに見せたい部分などを考えて糸をはるそうです。
位置が決まったら、黄色い糸のとなりに間隔をあけて黒い糸をピンっと張ると、いつの間にか曲がり木に黒線がまっすぐついていました。
黒の糸はなんと阿久津さんの硯のローラーから出ていて、巻いたり、伸ばしたりして墨付けを行っていたようです。最初の黄色い糸は目印だったんですね。
また前々から大工さんの硯はかっこいい形をしているなーと思っていたのですが、硯の形にも理由があったんですね(^^)まさか硯に糸がついてるとは驚きです。
K様は工場のほかに、本社脇にある宿泊も可能なカナディアンスタイルのログハウスも見学されて行かれました。
K様、わざわざおいでいただきありがとうございました。
墨付け、キザミ加工、曲がり木の磨きが終わると建方にすぐ入る予定です。素敵なお家ができるといいですね!
文責 佐々木かおり
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